ゆき乳腺クリニック
-院長紹介-

  • 院長挨拶

    みなさまこんにちは。私は平成7年に山口大学を卒業し名古屋第一赤十字病院で研修医となりました。

    最初は産婦人科を考えていましたが、ローテート研修と言って色々な科を経験する中で、外科の魅力に気づき、研修医2年目から一般外科で仕事を始めました。

    今の若い世代の乳腺外科の先生は最初から乳腺を専門とすることが多いと思いますが、当時は乳腺外科として独立した科があったわけではなく、外科医が消化器も乳腺も手術する時代でした。

    私も最初は乳腺を専門にすると決めていたわけではなく、乳がんや乳腺の良性疾患の手術だけではなく、さまざまな良性疾患(ヘルニア、痔、虫垂炎、胆石など)や消化器がん(胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵がん、食道がんなど)の手術も経験させていただきました。最初から乳腺を専門とする今の若い世代の先生に較べると遠回りした感じはありますが、色々な疾患を経験したことは医師として貴重な体験であり、財産となっています。

    そうして外科で経験を積む中で、乳腺外科領域の診断や手術以外の治療(薬物療法など)に興味を持つようになり、大学院入学を機会に専門領域を乳腺外科とすることとしました。

    大学院では乳がん細胞を使用した基礎研究で学位を頂くことができました。

    大学院卒業後も市中病院で外科医として臨床経験を積む中で印象的な出来事がありました。

    救急外来に運ばれた患者さんを診察すると非常に進行した乳がんで肺転移による呼吸苦で横にもなれない状態でした。

    乳房にもしっかりとしたしこりがあり自覚症状がないはずはないという状況でした。聞くと“かなり前から気づいていたけれど、受診する勇気がなかなか出ず、決心したタイミングでは予約がなかなかとれず、女性の先生がよかったけれど見つけられず、先延ばしになってしまった”というお答えでした。

    この時どんなに医学が進歩して診断技術が向上し、また治療が進歩しても、それをうけなければその人にとっては何の意味もないという当然のことを再認識しました。

    開業した今は、入院を必要とするような乳がんの手術や抗がん剤治療に携わることはなくなりましたが、勤務医時代よりずっと多くの患者様を診察し、多くの乳がんを診断することができるようになり、やりがいのある開業医生活を送らせていただいています。

    これも、今まで私と関わってくださった方たち、これから関わってくださる方たちのおかげと感謝しています。ご受診いただく皆様とともに作り上げていくクリニックです。

    これからも皆様が安心して受診いただけるよう、さらに受診していただいた方に精度の高い医療を受けていただけるよう、努力を続けていきたいと思っています。

    院長山崎 由紀子 YUKIKO YAMASAKI

  • 院長挨拶

  • PROFILE

    誕生日
    1月 やぎ座
    一応母親
    息子12才
    開業当時の日々の習慣は息子とバトル、でしたが、最近はバトルする気力をうしないつつあります。
    趣味
    スマホ閲覧(つまりほぼ無趣味ということです)。。。最近はスマホ中毒ではないかと心配しています。
    苦手
    家事全般。苦手というより面倒と思う自分になかなか打ち勝てない。色々と自己暗示をかけながら適当にこなしています。(自己暗示の詳細は割愛)
    最近の出来事
    無性に漫画のキャンディキャンディが読みたくなるが、絶版で高価な古本しかないことを知る。
    そうなると余計に読みたくなり迷った挙句購入。懐かしく昔の気分に浸ろうとするがすぐ現実に引き戻される。

    ちょっとした個人データ

  • 当院では開業以来、多くの乳がんを診断しました(開業2年で328例)やはり検診で発見された方、また過去にしっかりと検診を受けられており、検診からの期間が短い方の方が早期で発見される傾向にありました。

    少しでも多くの方に乳がん検診を受けていただき、早期発見につなげていけたらと考えています。

    乳がんは40才、50才の方が多く罹患する疾患です。ご自分のためだけでなく、大切な方のためにも、多くの方に乳がん検診を受けていただきたいと思っています。

    当院の思い